2025年度CCC開設科目

教育(カリキュラム)

 

地域へ、未来へ、走り出す。
自ら考え行動する力を育みます。

 
CCCでは卒業認定単位であるCCC開設科目を開講しています。ボランティアはもちろん、社会で活躍するうえで必要な力、生きていく上で必要な力を身につけることのできる科目を準備しています。これらの講義は社会で役立つスキルを学ぶ内容で、現時点で「ボランティア」に関心のないあなたにとっても役立つはずです。授業を通じて、みなさんが自ら考え、行動する力を向上させることを応援します。履修がまだの人はぜひ履修してみてくださいね!
 

 

知識系

開設科目一覧

 

ボランティア ※2024年度

梅原 聡 先生、岡田 守弘 先生

 
授業「ボランティア」はボランティア活動経験の有無にかかわらず、ボランティア活動や地域・社会貢献活動に関心がある学生、また「何かやってみたい」と考えている学生に向けて開講している入門科目です。授業においては、ボランティアに関する基本的な知識についてのレクチャーのほか、地域・社会が抱える課題解決のためにボランティア活動がどのような役割を担うことができるのかについてワークショップ形式で理解を深める機会をもちました。また複数の外部ゲスト講師を招くなどして実際の活動事例を紹介し、活動者の人生を形作るものとしてのボランティア活動の意義についても扱いました。受講生からは、地域や社会のため、そして自分のためなど、ボランティア活動が有する柔軟かつ多面的な「顔」に触れるなかで、受講生自身にとっての「ボランティア」を探り、意味付ける15回となった旨が受講後の感想として多く寄せられました。また授業が進むにつれて、ボランティア活動に参加した受講生の経験談が教室に集まるようになり、いつしか授業の場が他の受講生の第一歩を応援・歓迎し、それぞれの一歩から学び合うコミュニティともなっていたことはとても印象的です。教室で飛び交うリアリティを伴う言葉や、そのはつらつとした姿に、私自身も活力をいただいていました。
 
 

はじめはボランティア=人のためにするものと考えていたのですが、授業においてボランティア活動に取り組む方々と出会ってその考え方が変わりました。話をしてくださった方々はとてもキラキラ輝いており、活動に誇りを持ち、また自信に満ち溢れていました。こうした出会いから、ボランティアは自分の経験や成長につながるものであり、自分のためになっていることが相手のためになっているのではないかと考えるようになりました。また授業中のグループワークにおいては、人は同じことを学んでも、感じることや考えることが異なるということを学び、人の持つ考え方や価値観は違っているからこそ面白いということを学びました。この授業を通して、まだ知らないことが世の中にはたくさんあり、今後も自分自身のために学び続けていきたいとも考えるようになりました。これからの人生で何かに悩んで立ち止まったときに支えてくれるのは周りにいる人だと思います。そのような仲間を見つけるためにもボランティアという新しいコミュニティに入ってみようと思いました。
 
文学部 2年 間宮 菜月

スキル系

開設科目一覧

実践系

開設科目一覧
 

キズナプロジェクトB ※2024年度

岡田 守弘 先生

 
この授業は、地域やNPO と連携し実際に活動をおこなうプロジェクト型の演習科目です。学生がプロジェクトの立案から振り返りまでの実践を通して学び、授業後も主体的な活動ができるような基礎力や実行力を身につけることを目標としています。
さまざまな学部や学年の学生が履修するため、授業は学生同士のチーム作りから始まり、社会課題の情報収集や現地へのフィールドワークを経て、プロジェクトを組み立てます。2023年度は、特定非営利活動法人こどもNPO様と連携し、「名古屋市ひとり親家庭の子ども居場所づくり事業」に参加している子どもたちとの交流活動をおこないました。事前に関連情報を調べて知るだけでなく、学生たちがそれらを知ったことで得た印象や直接現地へ赴き見聞きすること、そして事前の印象と現状から感じたギャップも大切にしながら、授業を進めました。連携先の方々の社会課題に向き合う姿勢や価値観から、多くを学ぶ履修生の姿が印象的でした。
 

この度はCCCキズナプロジェクトBの協働相手として選定頂き、ありがとうございました。地域に密着しながら活動するNPO法人として、CCC・履修生の皆様と共に進められたことを大変嬉しく思っております。私たちは実践に没入するあまり、協働の機会を持てなかったり活動が伝わる言葉を持ち合わせていなかったりと、課題の多い日々を送っております。履修生の皆さんにお話をし、見学してもらい、話し合いを重ね、その度に仲間になっていく気持ちでした。
子どもたちの置かれる現状や私たちの活動に対して、細やかなところまで気持ちを寄せてもらったことが、実際に企画実施する際に活きていたなと感じます。生活困窮状態に置かれる子どもたちにとって、活動の場や関わりを通じて感じる安心感や充実感が、この先の人生に大きな変化をもたらす一助になります。子どもたちの気持ちや言葉を正面から受け止め、対等に関わっていく姿は素晴らしいものがありました。
 
特定非営利活動法人こどもNPO副理事長
山田 恭平様
学部も学年も異なる学生と一緒に企画をするのは初めてでした。しかし、同じ目標を持ってチームで話し合いを重ねたので、学生同士の仲を深められました。チームビルディングや連携団体についての事前学習、ペルソナ作り、事前訪問、そして実践という授業の流れであったからこそ、課題解決のための計画作りに深く取り組めたと思います。特に事前学習では、こどもNPOの職員の方々から「子どもたちの選択を尊重すること」や「子どもたちを取り巻く大人の存在が、良くも悪くも子どもの成長に影響していること」を学びました。職員の方のお話があったからこそ、私たちなりに子どもたちに寄り添いながら活動ができたと思います。今までボランティアに参加したことはありましたが、自分と向き合うことはありませんでした。しかし、この授業で他の学生と企画したり、実際に子どもたちと関わったりすることを通じて、初めて自分と向き合えたと感じました。誰かのために行動することが、自分が頑張れる理由になれましたし、意外とこのような活動に自分が向いているのだと気づきました。こうしたら喜んでくれるだろうな、私がこう動いたらチームの全員が円滑に動けるだろうなと、相手の立場に立ってみたり、相手を想像したりすることの重要さも学びました。
 
交流文化学部 3年 中村 智華

Copyright © AS University. All Right Reserved.